09/01/02 07:47:20 0
(>>1の続き)
―ブローカーには、いくら支払ったのか
1300万ウォン(当時のレートで約130万円)。出国当日の4月末、喫茶店で
偽造旅券と交換した。そこで両手の人さし指にイミテーションテープをつけてもらい、
仁川(インチョン)空港から青森行きの便に乗った。
―成田や関西ではなく、なぜ青森だったのか
ブローカーは一つの空港に集中すると危険だから、日本各地の小さな空港を
使っていると言っていた。「小さな空港は審査が厳しくない」とも教えてくれた。
日本のゴルフ場か温泉にでも行くふりをして、荷物を少なくしろと指示された。
青森空港では入国カードに「観光目的」と書いた。
―テープは、どのようなものだったのか
グニャグニャしたゴムのような感じ。皮膚の色と同じだった。ぱっと見ただけでは
わからない。入国審査官も気づかなかった。イミテーションテープは空港を出てから、
丸めて捨ててしまった。
―ブローカーとは連絡が取れるか
日本に再入国してから1週間ほどは「ほかに日本に行きたい人はいないか」と
電話がかかってきた。今は、携帯電話の番号が変わったようで連絡が取れない。
(おわり)