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高知地検 理由説明せず2件不起訴
香南署保護男性制圧死事件など「遺族の意向」盾に
高知地検は二十六日、県立安芸病院で患者が死亡した医療事故と、香南署員が保護した男性を
制圧中に死亡させた二件の業務上過失致死事件について、男性医師と署員九人をいずれも不起訴
処分にした。しかし同地検はいずれの事件も「公表しないよう遺族が強く望んでいる」ことを理由に、
医師や安全」を負託した公共施設での死亡事故について、公務員の行為に問題があったかどうか
すら県民に知らせようとしない姿勢に強い批判が起きそうだ。警察官に過失があったかどうかなど、
具体的な説明を一切しなかった。県民が「命」と「安全」を負託した公共施設での死亡事故について、
公務員の行為に問題があったかどうかすら県民に知らせようとしない姿勢に強い批判が起きそうだ。
県警の送検容疑によると、安芸病院で平成十七年二月、患者に塩化ナトリウムを点滴するべき
ところを、医師が誤って塩化カリウムを投与するよう看護師に指示し、患者を死亡させた疑い。医師は
「投薬ミスは認めるが死亡との因果関係はない」と否認していたという。
同地検の小野正弘次席検事は医師と遺族が示談したことを明らかにしたが、「処分内容を言えば
被害者の特定につながる」と具体的な説明を拒否。医師に過失はあるが起訴を見送った「起訴猶予」か、
起訴に足りる証拠がなかった「嫌疑不十分」なのか、という判断理由も全く示さなかった。(1/2)
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