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携帯電話会社「ソフトバンクモバイル」のテレビCMで一家のお父さんに扮する白い犬は、
国の天然記念物にも指定されている北海道犬だ。CM効果で注目される一方、
ペット市場では洋犬人気に押され、飼育数が激減している。忠誠心が強く温厚で、
飼育に手間がかからない犬種だが、クマにも立ち向かう猟犬としての特性ゆえか、
「気性が荒い」などと誤解されることも多いという。(諸星晃一)
ソフトバンクモバイルのCMに登場する「白戸家」。一家の「お父さん」を演じるのは、
白い北海道犬の「カイ」だ。湘南動物プロダクション(東京)に所属する役者で、
07年6月放映の「予想外の家族」編で登場して以来、今年11月まで計40本に出演した。
「予想外な家族」のコンセプトから、父親役を犬に設定。同社の料金サービス
「ホワイト家族24」のPRのため、白い犬にこだわったという。
同社広報部は「カイくんの起用で決め手になったのは、やはりその『白さ』。元々は
クマ狩りにも使われる勇猛果敢な犬ということで、威厳のある『お父さん』の迫力がしっかり
表現できた」と喜ぶ。CM総合研究所の月別CM好感度では、同社のCMは今年1月から
最新の11月まで連続で1位を記録している。
11月末、北海道犬の登録や血統書の発行をする天然記念物北海道犬保存会(札幌市)に
千葉県の女性から電話があった。「CMの『お父さん』のような白い犬が飼いたい。子犬を
譲って欲しい」。子犬の両親の写真を送ると「大きくなると、こんなに目が鋭くなるんですか。
丸い目の『お父さん』とイメージが違う」。結局、女性は飼うのをやめたという。
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