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・日中の条約交渉開始は2月以降 東シナ海ガス田共同開発
日本と中国の東シナ海ガス田共同開発をめぐる条約交渉の開始が、早くても
来年2月以降にずれ込む見通しとなっている。中国側の調整の難航が主な
理由で、日本政府は焦りを強めている。
日中両国は、日本が主張する排他的経済水域(EEZ)の境界線(日中中間線)
付近で、中国側のガス田開発が発覚したため対立。しかし今年6月、中国の
主張する日中境界線より中国側にあるガス田「翌檜」(中国名・龍井)周辺の
共同開発で合意。共同探査を経た上で開発地点を決め、出資割合などを協議
することになっている。
だが合意の直後から中国国内で「日本に譲歩し過ぎだ」と批判が噴出。一時は
年内にも交渉開始との楽観的な雰囲気もあったが結局、まだ交渉には入って
いない。日中外交筋は「合意はトップの政治決断で実現したが、条約交渉には
中国側の関係部署も多く、取りまとめは一筋縄ではいかない」と指摘する。
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