08/12/28 14:36:58 0
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外資系高級ホテルの攻勢に押され気味だった都心の国内資本の高級ホテルが好調だ。
景気低迷で年末年始を近場で、ゆっくり過ごそうという「安近短」志向の強まりを受け、
各ホテルとも前年を上回る予約状況のほか、現在も問い合わせがあるという。一定の「固定客」が
見込める年末年始に、不況による「生活防衛」意識の高まりが逆に追い風となっている。
帝国ホテル(東京・内幸町)は31日から宿泊のお正月プランのうち、今年は4泊5日という
長期プランの予約が前年比38%増の180件に上った。
プリンスホテル系の最高級ホテルのひとつであるザ・プリンスさくらタワー東京(東京・高輪)は
31日~1月3日の予約が前年比で13%増加した。例年は12月中旬で予約が終わるが、
「今年は直前まで問い合わせが続いている」という。
特に2泊以上の“連泊”予約が好調で、同ホテルでは「海外よりも国内でゆっくりという顧客が多い」と分析する。
世界的な景気後退で外資系ホテルの宿泊稼働率は前年同月比15~20ポイント減少しているという。
しかし、国内ホテルは年末年始に寄席やコンサートなどを催し、「宿泊だけの外資系とは異なる」と
違いを強調する。さらに、ホテルオークラ東京(東京・虎ノ門)では「年末年始は特に景気に左右されない
固定客が多い」と強調する。そこに顧客の国内志向の盛り上がりが加わり、思わぬ“特需”となっている。