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ホームレスを対象に岡山市内で２８日から１月３日まで毎晩行う炊き出しを前に、支援団体
「岡山・野宿生活者を支える会」は２６日夜、ＪＲ岡山駅周辺で、ちらしを配って参加を呼び掛けた。
厳しい寒さを避けて駅地下で夜を明かす人たちに、見回りをする支援者の声がぬくもりを届けた。
「やったー。うれしいな。助かるー」。階段踊り場で毛布にくるまった男性が飛びっきりの笑顔を見せた。
炊き出しを知らせた豊田佳菜枝事務局長も笑顔で応えた。
冬のホームレスは日中を図書館や大型店で過ごし、少しでも暖かい駅地下の“寝床”に夜、戻る人が多い。
収入源の空き缶拾いも北京五輪後に値が急落し、１日１０００―２０００円得られた収入が最近は５００円に届かないという。
豊田さんら４人は約２時間歩き、毛布や薬など必要なものがないか聞いて歩いた。顔なじみには炊き出しのＰＲを依頼。
駅近くの路地では彼らの荷物にちらしを挟んでいった。
非正規労働者の相次ぐ解雇など雇用情勢も厳しいだけに、
豊田事務局長は「手持ちのお金がなくなり、野宿せざるを得ない労働者が
年明け以降、出てくるのではと心配している」と話す。
支える会は毎週日曜日、炊き出しを続けている。活動への理解が生まれ、
ある仕事が舞い込んだ。２７日、岡山市内の空き地でホームレス５人が草刈りした。日当５０００円。
「こうした機会が増えていけば、ありがたい」と相談部の渡部廣一さんは期待する。
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