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「政権政党」と威張っていられるのはいつまでか。
24日の衆院本会議で、民主党提出の衆院解散決議案に賛成した自民党の渡辺喜美元
行革担当相に対し、党執行部が下した処分は「戒告」という大甘のものだった。自民党
では「反麻生」をうかがう議員に「選挙で刺客を送る」(細田博之幹事長)なんて脅し
ていたが、今回の件でたった1人の造反議員すら追放できないダメ政党ということがハ
ッキリした。
(中略)
「今の自民党は『自分党』。生き延びるためのパフォーマンス狙いで、マスコミへの露
出度をどう増やすかに腐心している議員ばかりです。渡辺氏の父親の美智雄氏は、日本
医師会と派手なケンカで注目を集めたが、息子にも同じ血が流れているのでしょう」(
政治評論家・本澤二郎氏)
渡辺の派手なパフォーマンスは織り込み済みの行動としても、情けないのはガタガタ
の党内事情を見透かされた自民党と、これまで「反麻生」をささやかれていた議員たち
だ。
「自民党には『除名』や『離党勧告』など8段階の処分がありますが、『戒告』は軽い
順から数えて2番目。つまり、渡辺氏はほとんど処分ナシと同じ扱いです。執行部は『
個人的見解による単独の行為』なんて言い訳していたが、本会議で、しかも“首相のク
ビを切る案”に賛成した議員がこの処分では、党内に示しがつきません」(自民党関係
者)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏もこう言う。
「渡辺氏が造反に踏み切れたのは、選挙が圧倒的に強いからです。他の議員は当落ギリ
ギリ。ヘタに動けば公認料などのカネがもらえないため、同調したくてもできなかった
だけです。自民党としても、渡辺氏は数少ない“当確議員”だから、切るに切れないの
です」
麻生自民の完全崩壊は時間の問題だ。
(日刊ゲンダイ2008年12月25日掲載)
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