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グループ名と同じ「羞恥心」という曲は2008年、オリコンシングルでミリオンセラーとなり、着うたダウンロード数も
配信開始3週間で11万件という過去最高を記録した。
これによりフジ・メディア・ホールディングス(フジサンケイグループ事業統括持ち株会社)傘下のレコード会社、
ポニーキャニオン関連を含む同ホールディングスの音楽事業の売り上げは、07年9月期より12億円以上増加。
同ホールディングスの決算も07年同期比で71.3%増えるなど、音楽事業はフジサンケイグループのドル箱に
なっている。
◆原盤権にも手を伸ばす
テレビ局系が代表出版社に収まるようになった背景を、あるレコード会社の元社長はこう説明する。
「羞恥心のようなケースは稀。たいていはレコード会社や芸能プロが金をかけて育てたアーチストの曲をテレビ
がタイアップと称して使う。曲作りにはレコード制作費をはじめ多額のコストがかかるが、テレビはそうしたコストを
負担しなくても代表出版社になれる。いまの時代、テレビと組んで番組の主題歌や挿入歌に使ってもらわないと
売れないから、テレビ局、そしてテレビ局に影響力を持つ一部の大手芸能プロの発言力が強くなる一方です」
元社長によると、テレビ局は代表出版社の権利だけでなく、法外な番組制作費を要求してくるという。
「いまやテレビの主題歌はすべて利権で決まっているのが実態です。今年、うちのアーチストがある番組の
主題歌を歌うことがテレビ局との話し合いで決まり、曲も完成した。ところが話題になりそうな番組だというので、
後から別の大手レコード会社が3千万円の番組制作費(制作協力金ともいう)を支払い自分のところのアーチスト
の曲を押し込んだため、土壇場でキャンセルになった。キャンセルになる前、テレビ局のプロデューサーから
『あと1千万円出してくれたら何とかする』と言われたが、冗談じゃないと言って帰ってきた。このところ番組の
内容とまったく合わない曲が主題歌になることが多いが、それは利権で曲が決まっているせいだ」
続く