08/12/26 23:55:13 fyRuhSJZ0
>>35続き
ニュークリアシェアリングを結んでいない状況下で核の傘に穴があるのは誰もが理解してる通りだ。
日本が核攻撃されるギリギリまでは、アメリカは幾らでも核の傘実行を高らかに主張するだろうが、
いざ日本に核が着弾したら、アメリカがNYやワシントンDCを代償にしてまで北京やモスクワを核攻撃する
わけがない。こんなことは常識レベルの思考だ。であるからこそフランスは核武装したし、
ドイツなどもニュークリアシェアリングを結んだ。なので、アメリカから日本に対しての核の傘は
「可能性がある」程度のレベルであり、100%確実なものではない。確実に穴がある。
このことはロシアも中国も、そして日本も十分過ぎるほど理解している。
核有事にもなっていない現状でニュークリアシェアリングを結ばなければならない理由はある。
そもそも核抑止力を100%にしておかねばならない理由は、平時の核恫喝から逃れるためだ。
例えば台湾で有事があった場合に、中国が日本に対して、台湾支援をしたら核攻撃する。と
脅迫した場合、平時から核抑止力が100%確実でなければ、その脅迫には効果が生じる。
もっと有事も何も無いような時にも効果が生じている。今までの中国から日本に対しての
無茶な要求の数々、これらは日本の核抑止力が確実でないからこそ、尖閣諸島でも日本は
積極的な行動も取れず、土下座外交をすることになっていた。
長期将来的にこの状況が続けば、日本が中華圏に飲み込まれる可能性も高いだろう。
いざその時になってから核抑止力を持とうとしても遅い。平時からの準備が必要だ。
これを理解していない奴は現代戦を知らなさ過ぎる。
日本は早急に核抑止力を完全にする必要がある。平和維持のために。
そのためのニュークリアシェアリングだ。