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(>>1のつづき)
実際、ある大手芸能プロの幹部は、J-CASTニュースの取材に対し、「いくつか自殺の
要因があるでしょうが、テレビ局の制作費削減とも関係があると聞きます」と明かす。
この幹部は、「芸能プロもけっこう厳しいですが、一番大変なのは制作会社です。平均で10%は
カットされているといいますからね」と言う。さらに、こんな衝撃的な予言もしたのだ。
「近いうちに10社ぐらいつぶれるという話ですよ」
制作費カットで、テレビ番組も様相が変わってきている。
TBSは、2009年4月の番組改編で、平日のゴールデンタイムに2時間のニュース番組を始めることを
明らかにした。背景には、ロケ費用などがかかるドラマなどを控えるようになったことがあるとされる。
さらに、前出の芸能プロ幹部によると、4月改編では、昼ドラを止めて情報番組に変えてしまう方向
だというのだ。
日本テレビも、4月改編で、平日のゴールデンタイムに1時間のニュース番組を始める方向だと
報じられている。芸能プロ幹部は、テレビ東京でも、2時間ドラマの枠をなくす方向で検討している
ことを明らかにした。
さらに、ギャラの高い大物タレントも次々に切られるとする。
「TBSの『どうぶつ奇想天外!』など、みのもんたさんの番組は、2つは減ります。年配の方は
切られるでしょうね。代わりに、お金のかからない局アナのほか、医者や評論家、作家といった
文化人にシフトしていきます。番組の質に関わるので、お笑いタレントばかりは使えませんからね」
いずれにしても、制作会社、芸能プロには厳しい内容だ。
とはいえ、テレビ局も、「下請けイジメ」との批判が相次いでいることに配慮してか、ようやく自らの
リストラに着手するようだ。芸能プロ幹部は、こんな見通しを明かす。
「いくつかの民放キー局で、来春から、部長待遇になる社員を対象に、系列の子会社に転籍させると
聞いています。そして、年俸1800万円なら1620万円へと給与を減らすといいます。拒む社員には、
『イヤなら辞めてください』と迫るそうですよ」(以上)