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今年の流行語大賞にもノミネートされた「ゲリラ豪雨」が、気象関係者の間で論争を
巻き起こしている。
「イメージしやすい」と多用する気象予報会社がある一方で、「戦争で使われる言葉」
と反発する専門家も。来年のシーズンまでに決着するのか。
今夏は突発的な大雨による被害が相次いだ。今月発表された「2008ユーキャン新語・
流行語大賞」では、携帯メールで急な雨を予告する「ゲリラ雷雨メール」を配信し
た民間の気象予報会社「ウェザーニューズ」(東京)が受賞者に。同社が今夏から始め
たメール配信の登録者は約5万6500人に上り、「予想を上回る反響があった」という。
今年1月に発行された最新版の広辞苑によると、ゲリラは「奇襲して敵を混乱させる
など、遊撃戦を行う小部隊。また、その遊撃戦法」。局地的に積乱雲が急速に発達して
激しい雨を降らせる現象が奇襲を連想させ、定着したとみられる。ウェザー社は「利用者
がイメージしやすい」と説明、新聞各紙でも豪雨を報じる紙面で使っている。
しかし、気象庁天気相談所の菊池正所長は「戦争を連想させる言葉を政府の機関とし
て使うわけにはいかない」ときっぱり。NHKの「おはよう日本」で気象予報を担当し
た経験もある気象キャスターの田代大輔さん(36)も自らのブログで、「分かりやす
ければ、どんな言葉を使ってもいいのでしょうか」と疑問を投げかけた。
同庁は今夏、日本気象予報士会などに別の表現を用いるよう要請したが、これに代わ
る言葉としては「予測不可能な局地的な豪雨」ぐらいしかなく、印象度が劣るのも確か。
菊池所長も「悩ましい問題です」と思案顔だ。
■ソース(読売新聞)(堀江優美子)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)