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北海道新幹線 推進?抑制? 札幌延伸、悩める民主
民主党が、札幌延伸が決まった北海道新幹線などの整備新幹線計画について、
推進か抑制か態度を決めかねている。道内など地元選出議員を中心に歓迎の声がある半面、
公共事業見直しを訴える財政再建派には計画見直し論も根強い。
政権奪取した場合には採算性などを再点検する考えだが、難しい判断を迫られそうだ。
鳩山由紀夫幹事長は、札幌延伸について「道内経済から見れば良かったが、札幌一極集中の印象を受ける」と指摘。
政権を取った場合の対応は「できたものをやらないという議論に戻ることはないと思うが、
赤字を垂れ流してはいけない」と述べ、採算性を重視する考えを示す。
民主党北海道は二〇〇七年の政策大綱に札幌延伸の推進を明記している。
ただ、同党は今年の政策集で、整備新幹線について「国全体の総合交通体系を確立し、
新幹線整備の在り方を位置付けた上、国民の理解を得ながら整備を進める」との表現にとどめた。
税金の無駄遣い防止を訴えてきた党内には、計画見直し論も根強い。
次世代リーダーの一人である岡田克也副代表は代表当時の〇五年、整備新幹線計画の一部を凍結して
プライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化する財政再建案を示した。
若手・中堅からは「事業を総点検し、新幹線を含む社会資本整備計画を作り直す必要がある」
(馬淵澄夫衆院議員)との指摘も出ている。
道内の要望と党の方向性の調整は、開発局の統廃合問題でも難航が予想される。
道内は同党の勢力が強い地域だけに、重い課題となりそうだ。
北海道新聞 (12/25 07:06)
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