08/12/25 08:39:24 0 BE:411505643-2BP(111)
高齢者は孫のビデオゲームに興味を持つと良い―。ゲームで遊ぶことが脳にもたらす
効果についての初期調査が正しければ、そう言えるかもしれない。
60代と70代の男女40人を対象とした調査の結果、RTS(リアルタイムストラテジー)ゲームを
覚えた人は、さまざまな認知機能テストで得点が上がったことが分かった。
この調査によると、40人のうち約1カ月にわたってゲームのトレーニングを受けた人は、
記憶、推論、「マルチタスク」能力のテスト成績が向上した。
この調査結果は、プレイヤーが常に集中していなければならないビデオゲームは、
高齢者が頭脳を明敏に保つのに役立つ可能性を示唆していると、研究者らが
「Psychology and Aging」誌で報告している。
公表された調査の中でこうした成果が挙がったものはこれが初めてなので、
その成果を誇張しないことが重要だと、イリノイ大学の心理学教授で、調査を主導した
アーサー・F・クレーマー博士は語った。
それでも、この調査結果は「非常に有望だ」とクレーマー氏はReuters Healthの
取材に対して語った。RTSゲームは、加齢とともに低下しがちな推論や記憶、
そのほかの認知能力を向上させる可能性があることを示唆しているからだ。
この調査では40人の高齢者を、ゲームをするグループと、ゲームをしない比較グループに
ランダムに振り分けた。ゲーマーグループは1カ月間、合計約23時間を費やして、市販の
RTSゲーム「Microsoft Rise of Nations ~民族の興亡~」のトレーニングを受けた。
このゲームはプレイヤーが世界制覇を目指すものだ。
ゲーマーグループは、世界制覇のためには、軍事作戦や都市建設、経済運営、
人々への食料供給など、一連の複雑な仕事をこなさなければならないことを学んだ。
クレーマー氏と同僚は、ゲーマーグループに入った調査参加者が最終的に、
幾つかの分野の各種認知テストで得点を増やしたことを発見した。
この結果を確認し、さらに発展した結果を得るには、一層の調査が必要だと、
クレーマー氏は話した。
(後略)
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