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振り込め詐欺に使われ凍結された口座から約400万円を送金させた
として、埼玉県警が偽造有印私文書行使容疑で逮捕した京都家裁書記官
広田照彦容疑者(36)が、認知症のため成年後見制度を申請した資産家が
相続予定だった遺産を差し押さえるよう求める文書を偽造し、4000万円前後
をだまし取った疑いがあることが23日、同県警の調べで分かった。
県警は、広田容疑者が振り込め詐欺の凍結口座から送金させる手法以外にも、
家裁書記官の立場を悪用した手口で現金詐取を繰り返していたとみて調べている。
捜査関係者によると、広田容疑者は戸籍を不正取得した架空の「馬場」という
名義で、資産家に対し多額の債権があるように装った裁判所の文書を作成。
馬場名義の差し押さえ申立書を偽造し、遺産全額を差し押さえたとされる。
4000万円前後の遺産は、馬場名義の口座に移されたという。
成年後見制度に基づき資産家の代理人を選定するよう京都家裁に申し立てが
あった際に、広田容疑者が手続きを担当したとみられる。
※成年後見制度(2006年8月8日)
認知症や知的、精神障害などで判断能力が不十分な成人を保護、支援する制度。
財産の管理や各種サービスの契約などで本人が損害を受けずに権利を守るのが狙い。
判断能力が不十分になってから家庭裁判所が後見人を選ぶ法定後見と、十分な
判断能力があるうちに事前に後見人を選んでおく任意後見に大別される。法定後見の
申し立てをできるのは本人、配偶者のほか4親等以内の親族ら。身寄りがない人の
保護のため、市町村長にも申し立て権が与えられている。
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