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天皇陛下、ハゼ研究で成果…国際遺伝学雑誌に論文掲載へ
ハゼの一種、キヌバリについて、太平洋側と日本海側に生息するものが別種であることが
天皇陛下を中心とした研究で裏付けられ、31日付で発行されるオランダの国際遺伝学雑誌「GENE(ジーン)」に論文が掲載される。
これまで同一種とされてきたが、研究では陛下も標本採取に加わり、12ページにわたる英語の論文を一部執筆された。
論文によると、キヌバリは全国の磯場に広く分布しているが、日本海側の個体は体の黒い線が細く、7本あるのに対し、
太平洋側の個体は太くて線が6本という形態的相違がある。このため陛下は、1980年代から「別種なのでは」と疑問を持たれていたという。
2001年から、秋篠宮さまらも加わって、DNA解析を用いた共同研究に着手。
この結果、明確な遺伝的差異が確認され、やはりハゼの一種であるチャガラも太平洋側と日本海側では別種の可能性が高いことがわかったという。
(2008年12月23日10時00分 読売新聞)
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