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★「派遣切り」に抗議 京で集会とデモ行進
・メーカーなどで「派遣切り」が広がる中、労働者派遣法の改正に向けた課題や京都での
雇用不安の実態を考える集会が21日、京都市中京区の和牛登録会館であった。
参加者約50人は集会後、繁華街をデモ行進して「企業は社会的責任を取れ」
「わたしたちは物じゃない」と沿道の市民に訴えた。
日本民主青年同盟府委員会などでつくる「全京都青年学生連絡会議」が主催した。
集会では、龍谷大の脇田滋教授が日本と欧州の派遣制度の違いに触れ「同じ仕事で
正社員と派遣労働者の賃金に大差をつけるなど、日本の差別的待遇は世界でも
類例がない」と改善の必要性を強調した。その上で「憲法で大きな力を保障された
労働組合がいかに派遣労働者を応援するかが、不安解消の鍵を握る」と話した。
このあと、市内の自動車部品メーカーを解雇された20代の男性が組合交渉で残業代や
退職金を勝ち取った体験談、社長に暴力行為を受けた20代の女性が交渉経過を
それぞれ報告し、参加者は団結の大切さを確認した。
デモは中京区の烏丸御池から下京区の四条河原町まで約1・5キロを歩き、冬の冷たい
雨に負けずにシュプレヒコールを繰り返した。
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