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NASAが2009年5月12日の打ち上げを予定しているスペースシャトル「アトランティス」による
ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションに関して、2009年7月11日の打ち上げが予定されている
次世代有人ロケット「Ares I」の第一次検証用ロケット「Ares I-X」の打ち上げ日程と
重なってしまう可能性があり、どちらかの打ち上げ日程の再調整を行う必要性が
生じていることが17日、NASAの会見により明らかとなった。
スペースシャトルの打ち上げはケネディー宇宙センターの第39A発射台が使われ、
「Ares I-X」ロケットの打ち上げにはAresロケットへの改装が予定されている
同第39B発射台が使われる予定。
しかし、ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションに投入軌道高度が高すぎて緊急時にスペースシャトルを
国際宇宙ステーションに避難させることができないためスペースシャトル「コロンビア」喪失事故以降に
作られたNASAの飛行安全規定により宇宙空間で飛行中のスペースシャトルに
緊急事態が生じた際に備えて、地上で別のスペースシャトルを発射状態にしておく必要性が生じる。
そのためには「アトランティス」の発射用に第39A発射台を、バックアップの「エンデバー」の
発射用に第39B発射台を占有する必要性が生じ、ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションが完了して
「アトランティス」が地上に帰還するまで第39B発射台は使えないということになってしまうことが、
今回の問題の要因。
>>2へつづく
ソース:Technobahn
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