08/12/22 19:43:45 QY2r2Pj00
２００８年の年末、「派遣切り」の嵐が吹き荒れ非正規雇用問題が注目され、社会問題化した。
今後は法整備も進みこの様な解雇や働き方・働かせ方が社会的に許されなくなるであろう。
自分も今回解雇された人間である。自分は製造業で食べていこうと２９歳でこの仕事に就き現在３２歳になっている。
２年半派遣社員として働き技能資格試験を受けようと通信教育を受けている最中であった。来年１月には試験対策合宿に行くことになっているが同業種の求人は無くどうしたものかと思案している。
派遣労働法には３年直接雇用義務の規定があるので道半ばという時点での解雇である。
よく「派遣で食っていこうとする考えが甘い、切られて文句いう奴がおかしい」という人がいるがそれは間違いである。みんな派遣という働き方を続けようなんて思っていない。
更に言えば、派遣社員であってもいわば「社員の置き換え」として働かされていた状況を考えると真面目に働いてきた人間にとっては「職場の差別にも我慢し懸命に働いてきた人間にこんな仕打ちは無いだろう」と思うのは当然だといえる。
解雇通知を受けてからハローワークに通い職を探す日々。新聞を読むと派遣切りの文字が躍る。キャノンの状況、トヨタの状況もネットで知った。
アメリカの金融不安に端を発した不況は実体経済に及び今や日銀も対応に追われている。
だが、大企業がこの間派遣などを使いぼろ儲けをあげ内部留保を溜め込んでいるという記事を見ると「俺たちは本当に首を切られなければならなかったのか？」という疑問が残る。
「悲劇に始まり茶番で終わる」であろうとされる今回の不況、茶番で終わったあとにまた酷い格差社会が世間を覆うのではと更なる不安が心をよぎる。