08/12/22 12:58:53 /W8Dk8vS0
>>101
一応、マルクス経済学というのは現代でもバリバリに生きている。
特にヨーロッパで。
というか、マルクス経済学というよりマルクスの視点であった
「資本と労働の対立をどうするか」ってのは、レギュラシオン理論や
制度学派に引き継がれてる。
これらは、「貧民をあんまり追い込み過ぎると、フランス革命みたいなのが
起こっちまうから、どっかで数式的な限界(生物学的限界とも言うw)では
なく、人為的な限界を定めておいて、それ以上の搾取はやめとこうか」という
立場。
ま、レギュラシオン理論と言うのは、フランス。制度学派はドイツ。
結局のところ、マルクスを学びつつ、「マルクスの作った教科書に
注釈と訂正を加えず思考停止して、シーラカンスのようなマルクスを
やってたのは日本の学者」という皮肉な事態がある。
学問と言うのは、時代に合わせて、新しい知見を加えるべきなのが当然で
あるのに、1800年代、今から200年も前の資本論を、そのままありがたがって、
改良と進歩を怠ってる日本人は、ある意味、一番古典的なマルクスを
まだやってるのかもしれないw
マルクス経済学やケインズ経済学の継承者ってのは、きちんと存在する。
それも、時代に合わせた形で。