08/12/22 09:02:29 0
シチズン夕張、派遣29人解雇へ 寮から退去要請も
北海道夕張市に本社工場を置くシチズン時計グループのシチズン夕張は、派遣社員29人の契約解除を決めた。
これを受けて派遣会社も来年1月中の解雇を通知した。財政再建団体の同市では誘致企業も雇用機会も少なく、
派遣社員らは年末になっての突然の解雇通知に途方に暮れている。
シチズン夕張は84年に設立され、腕時計の歯車など精密部品の加工・製造を手がけている。
今年10月には、3億円以上をかけて新工場を完成させ、電子部品の増産態勢を整えたばかりだった。
関係者によると、11月ごろから金融危機の影響が深刻化し、受注が大幅に減少。
生産を縮小してきたが、対応しきれず、従業員224人中64人の派遣社員のうち、
派遣大手の日総工産(横浜市)の11人、日研総業(東京都大田区)の8人は今月初め、1月9日付で解雇を通告された。
19日にはさらに両社の10人の派遣社員が1カ月後の解雇を通告されたという。
解雇を通告された中村繁夫さん(38)は、今年10月に1年契約で更新されたばかり。
市内の自宅で高齢の両親を養っており、「派遣元からは同条件で道東の食品会社を紹介すると言われたが、
単身で転居することなどできない」と21日、地元の夕張労働組合総連合の労働相談を訪れた。
解雇通告を受けた人の中には入寮者もおり、退去要請を受けているという。(本田雅和)
朝日新聞 2008年12月22日8時4分
URLリンク(www.asahi.com)