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在日韓国・朝鮮人の採用で必要がない外国人登録証の提出を求めたとして、
神戸市長田区の特定非営利活動法人「神戸定住外国人支援センター」
(金宣吉(キムソンギル)理事長)は十九日、外食チェーン「リンガーハット」の
東京本社に、本人への謝罪や是正を申し入れる書面を送った。
同センターによると、神戸市在住で、特別永住資格を持つ三十代の韓国人女性が
十一月、同社の店舗のパート従業員に本名で応募。採用面接で、昨年十月施行の
改正雇用対策法を理由に、外国人登録証の提出を求められた。女性は拒否し、
応募を取りやめた。
同法は、外国人労働者を雇う場合、ハローワークへの届け出を定めているが、
特別永住者は除外する規定がある。同社の相談を受けたハローワーク神戸も当初、
除外規定について説明していなかったという。
金理事長は「日本的な通名にすれば登録証の提出は求められなかった。こうした
差別が、在日に本名を名乗りにくくさせている」と批判する。
リンガーハット広報部は「規定を知らず、不快な思いをさせたことは謝罪したい。
文書への回答は内容を見て対処したい」としている。
▽神戸新聞
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