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インフルエンザが流行する一方、高熱や激しいせきが長く続く「マイコプラズマ肺炎」
にかかる人も増えている。市販薬は効かず、治療が遅れると重症化する恐れもあり、
専門家は注意を呼び掛けている。
国立感染症研究所(東京)によると、定点観測している全国約450の医療機関から
報告された患者数は、11月10日から今月7日までに857人で、昨年の同じ時期よ
り96人増えた。
病原体は「肺炎マイコプラズマ」と呼ばれる細菌の一種。気管支で増殖し、炎症を引
き起こす。感染すると高熱が出て、乾いた激しいせきが長く続くのが特徴だ。同研究所
の荒川宜親・細菌第2部長は「晩秋から春にかけて流行する傾向がある」と指摘する。
せきのしぶきでうつるため、学校や会社などで集団感染するケースが多い。治療が遅
れると、体力が弱い幼児や高齢者は死亡する恐れもある。予防には手洗いやうがい、マ
スクをすることが有効という。
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)