08/12/20 10:23:09 0
中川昭一財務相は20日、平成21年度予算の財務省原案を閣議に提出し、各省庁に
内示された。予算全体の規模を示す一般会計総額は、20年度当初予算比5兆4867
億円増の88兆5480億円で、90兆円台に迫る伸びを示した。世界的な経済悪化で
落ち込む国内景気を下支えするため、財政再建よりも財政出動を重視した予算案で、
中川財務相は「大胆実行予算」とアピールした。
麻生政権は21年度予算で、歳出削減などの財政再建から、雇用対策や経済活性化へ
の積極的な国費投入へと舵を切った。その一方で、景気低迷が長引けば財政再建への政
策回帰も難しくなるとの懸念も高まっている。
財務省原案では、歳出面で政策経費に充てる一般歳出が、基礎年金の国庫負担引き上
げや経済緊急対応予備費を盛り込んだことなどから51兆7310億円に膨らみ、初め
て50兆円を突破。一般歳出の伸び率としては平成元年度以降最大の9・4%となった。
一般会計総額は12年度の84兆9871億円を上回り過去最大。
地方交付税等は、麻生太郎首相による地方交付税の1兆円積み増し指示などで、95
97億円増の16兆5733億円。国債費は今年度と同水準の20兆2437億円とした。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※写真 臨時閣議のため、首相官邸に入る中川財務相=20日午前8時55分
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