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●車のチャーター費用だけでも33万円
16日共産党都議団が公表した「都議会の豪華海外視察の実態調査」には、ア然だ。
全国レベルで地方議会の海外視察凍結や費用の上限設定が進む中、いまだ都議会の視察
費用は青天井のまま。税金を使った“大名旅行”がまかり通っているのだ。
05年8月~07年10月の3年間で、海外視察に出かけた都議は延べ31人(自民
17、公明6、民主8)。訪問先はブラジル、ギリシャ、UAE、エジプト、アイスラ
ンド……と、やたら遠方の国ばかり選び、視察に消えた税金は総額5864万円に及ぶ
1議員あたり約189万円は全国でダントツで、都を除いた全国平均82万円の2倍
以上に達した。
現地でやっていることもムチャクチャだ。
▼30分の移動に専用車12万円…07年10月の民主4議員(中村明彦、酒井大史、
石毛しげる、原田大)の北欧5カ国訪問。デンマークで空港からホテルまでたった30
分程度の移動に専用車をチャーターし、片道12万円、往復24万円のムダ遣い。バス
なら4人で2240円、タクシーで2台に分乗しても4800円で済む距離だった。
(中略)
「パリからナントに高速鉄道TGVで直行すれば約2時間、運賃は5人で8万5000
円ほどですが、一行はチャーター車で140キロも遠回り。所要時間は12時間半もか
かったうえ、費用は33万4000円まで膨らんだ。その上、この寄り道を視察後に都
に提出する報告書に記載していなかったのです。都民に隠れて観光旅行に税金を使った
と言わざるを得ません」(共産党都議団)
ほかにもロクに現地調査もせず、ブラジルの世界遺産「イグアスの滝」を見て回った
り、深夜までガイド付き専用車でミュンヘン市内を乗り回したり……都税浪費の物見遊
山はキリがない。“旅の恥はかき捨て”のノリで税金までムダに捨てられては、たまら
ない。海外視察なんてサッサと廃止しろよ、石原知事!
(日刊ゲンダイ2008年12月17日掲載)
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