08/12/19 22:29:36 WDdgD5VL0
ある特定の論評がマスメディアを一色に塗り潰し、その論調を否定する論評の存在を
圧殺し去ってしまうことは、日本のマスメディアにしばしば見られる際立った現象である。
海外のメディアでもしばしば見られるところではあるが、日本では頻度が高く、新聞の
発行部数の多さから読者に与える影響力は大きい。FCCJ(日本外国特派員協会)の
外国人記者たちはこれを日本の民主主義の未熟さを示すものであり、日本が国際場裡で
再び危険な方向に急旋回する懸念要素である、と指摘する。
もう一つ、情報の受け手である国民がマスメディアにマインド・コントロールされ易く
なっており、テレビに頻繁に出てくる人がエライ人だと信じてしまう傾向がある。
そのため、テレビでおなじみの「権威ある人々」が同じ意見を述べると、一点の疑念を
持つこともなくその論評に盲目的になびいてしまう。