08/12/19 14:03:31 0
(>>1のつづき)
弁護人「奥さんから話を聞いたときはどうでした?」 被告「何も考えられない状態でした」
弁護人「土下座とかで済ませようとは?」 被告「考えられなかったです」
弁護人「こういうことをやるのは、あなたがヤクザだからという見方をされると思うけど…」
被告「これからは子供優先で…ヤクザからは足を洗おうと…」
妻と、生まれてくる子供のために、暴力団から足を洗おうと決意し、所属組織にすでにその話を
通してあるという被告。現在は、その返答待ちであるという。
続いて、検察側の被告人質問が始まった。男性検察官は、被告に同情するような語り口で、質問を始めた。
検察官「まあ、腹は立ちますよね?」 被告「はい…」
検察官「奥さんの言うこと、信じるっていうのも、男としては当然だよね?」 被告「はい…」
検察官「でも、聞いた後の次のステップをどうするかっていうのが、重要だったのは分かってますよね?」
被告「でも、被害者も性的関係を持ったことを認めたんで…」
検察官「でも、被害者を殴って怖がらせて聞いたんじゃダメでしょう? カッとするのが性分なの?」
被告「あ…、はい…」
検察官「執行猶予の意味、分かってる?」 被告「そのときは考えられませんでした」
検察側の被告人質問後、それまで黙ってやりとりを聞いていた裁判官がおもむろに口を開いた。
裁判官「うーん…。『婚約者が、知人男性2人に無理やり、性的関係を持たされた』ということを
知ったというところだけみたら、そういうこと(暴行すること)もあるかなって思うんだけど…。
前の事件でも、相手に鼻骨と肋骨の骨折をさせてるよね?」
裁判官「これじゃあ、何か問題が起こったら、力に訴えると思われるよね」 被告「はい…」
裁判官「この事件は普通、刑務所行く話だもんねぇ…」
裁判官は明言を避けたが、被告の「刑務所行き」は濃厚であるようだった。
検察側は、懲役2年6カ月を求刑。傍聴席からは「思ったより長いな」という声が聞こえた。
生まれたばかりのわが子を家族に迎え、3人で新たなスタートを切ることが果たしてできるの
だろうか。執行猶予中の犯行ということを考えると…。判決は来年1月9日。(以上、抜粋)