08/12/18 23:29:28 O
・派遣社員も期間従業員も年度内にゼロに。減産規模も7万8千台の追加―。
日産自動車が削減策を発表した17日、各地の工場では社員たちから嘆きとともに怒りの声が出た。
栃木工場。派遣社員として働いていた石川幸雄さん(41)が契約解除を告げられたのは9月。
日産の17日の発表を聞き、「これだけ(派遣切りが)騒がれているにもかかわらず、また
使い捨てるのか。いい加減にしろと言いたい」と憤る。
石川さんの給料は毎月22万円ほどあった。妻早百合さん(30)と工場前のアパートに引っ越して
間もなく、契約解除を告げられた。
今、倉庫で時給800円のアルバイトをしながら、職を探す毎日だ。夜は夫婦で求人情報誌を
見ながら電話をかけ続け、履歴書や顔写真の費用もかさむ。「(クビを)切るときは電話一本。
派遣はもうたくさん」と怒りを募らせる。
「なぜ僕らが解約されるのか、日産からの説明は今まで一度もなく、今回もなかった。それが残念」。
九州工場で今月末で契約を解除される20代の男性派遣社員はこう話した。
「全員解約」はある程度予想されたが、派遣社員は、みな改めて驚いているという。
影響は、日産に頼ってきた周辺企業にも及んでいる。日産と取引する神奈川県内の部品メーカーは
深刻だ。創業して約40年だが、担当者(54)は「オイルショックともバブル崩壊とも、全然比較に
ならない落ち込み方。先行きがこんなに不透明なのは、いまだかつてない」と嘆いた。
高級車のエンジンを生産するいわき工場(福島県いわき市)。「すでに多くの派遣社員には
申し訳ないことをお願いしていて、これから先も厳しい環境が続くのは大変つらい」。担当者は
か細い声で話した。夏のピーク時に約200人いた派遣社員は今月に入り、ほぼゼロに。
ホンダも埼玉県寄居町に計画していた新工場の稼働延期を17日に発表した。約2200人規模の
雇用が期待されていたが、津久井幹雄町長は「町として早期の操業開始を願い、支援していきたい」と述べた。
ホンダはさらなる雇用調整も打ち出した。(抜粋)
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