08/12/18 23:24:30 TpgVc76j0
ハンムラビ法典
1,同害復讐の原則 「目には目を、歯には歯を」。
2,身分差別的刑罰 「もし奴隷が自由人の頬を殴ったときは、かれの耳を
切り取る。」
以上二つの特徴を見ると現代的感覚からはやはり残酷な感じがします。
しかし、ハンムラビ法典のあとがきに、こんな文がある。
「強者が弱者を虐げないように、正義が孤児と寡婦とに授けられるように」
この法をつくったと。
同害復讐の原則は、それまで野放図に行われていた復讐殺戮という
世の習俗を、むしろ規制するものだったことがわかっている。
復讐に合理的な限度を定め、社会的弱者が不当な被害を蒙らないように
することが狙いだった。