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Flybe航空機長のアナウンスを聞いた乗客たちのショックはいかばかりだったろう。
彼は、「すみません、私は飛行機を着陸させる資格がありません」と話し、向きを変えて数時間前
に出発した空港に引返したのだ。
この機長は30年以上の飛行経験があったが、この機種の操縦をするようになったのはつい最近
で、必要な視界不良訓練をまだ修了していなかったのだ。
乗客のカサンドラ・グラントさん(29)は、「パイロットが飛行機を着陸させることが出来ないと言った
時、乗客たちの多くは驚き、そしてがっかりしました。私たちはこう思ったものです。『えっ、どういう
こと?飛行機を飛び立たせることは出来るけれど着陸が出来ないって…?」と語った。
そして、もしも引返したカーディフ空港も霧が深かったら一体どうなっていたのでしょうと疑問を投げ
かけた。
Flybe航空のスポークスマンは機長の判断を支持した。
「彼は最近になってボンバルディアQ300機からボンバルディアQ400機に移ったのです。今回
パリのシャルル・ドゴール空港で発生した濃霧での着陸といった視界不良訓練を彼は修了して
いませんでした。従って機長がカーディフ空港に引返したのは正しい判断で、当社としては100%
支持します」。
機長および副操縦士ともに万全の資格を有していなければならないため、副操縦士が着陸させる
ということも出来なかったのである。もし彼がパリに着陸すれば起訴される恐れがあったという。
航空コンサルタントのサイモン・ギル氏は次のように語った。
「彼の唯一の失敗は“資格がない”とアナウンスしてしまったことですね。“天候が悪いために安全
な着陸が確保できない”とでも言えばよかったのに」。(一部略)
写真:ボンバルディアQ400機(上)シャルル・ドゴール空港(下)
URLリンク(i.dailymail.co.uk)
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英デイリー・メール:
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