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★「萌え米」高齢化の町救う、ひと月で2年分販売 秋田
・秋田県羽後町の農協が「萌え系」と呼ばれる美少女のイラストを米袋に印刷したら、
1カ月で2年分の米が売れた。国の重要無形民俗文化財、西(にし)馬音内盆踊りで
知られる山あいのまちに、関連商品を求めて若者たちが足を運ぶようになった。
JAうごの配送センターには、ピンク色の米袋がうずたかく積まれている。稲穂を手に
市女笠(いちめがさ)の美少女のイラストがほほえむ。
「こんなに売れるとは……」。新米のあきたこまちの袋詰めに追われる高橋精一さん(53)は
汗をぬぐった。
大きな瞳が特徴の「萌えキャラ」で知られるイラストレーター西又葵さんがデザインを手がけた。
販売前から話題になり、1日5件程度のJAうごのホームページへのアクセスは1日5千件に達した。
9月22日にネット限定の販売を始めると注文が殺到。配送が追いつかず1週間で受け付けを
一時停止した。10月末までの注文は2500件、30トン。購入者のほとんどが県外の
20~30代男性だ。12月になっても1日に10~20件は注文がある。
自身のブログでPRしていた西又さんも「ここまで受け入れられるとは予想していなかった」と驚いている。
仕掛け人は、羽後町出身で現在は東京の出版社で働く山内貴範さん(23)。子どものころから漫画や
アニメの登場人物を描くのが好きで、自称「おたく」だ。
山に囲まれた豪雪地帯にある古里は少子高齢化が進み、この10年で人口が1割以上減り
約1万8千人に。西馬音内盆踊り以外、観光客はほとんど見かけない。帰省した昨春、父の知り合いで
北都銀行西馬音内支店長だった佐々木章さんに「美少女イラストを活用できませんか」と相談した。
佐々木さんは商店街の夏祭りを思い出した。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.asahi.com)
※画像:
・あきたこまちの米袋には、美少女が描かれた
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・羽後町の天然記念物「元城のケンポナシ」のPRポスター
URLリンク(www.asahi.com)