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●8人に最高100万円の献金
経営破綻寸前の石原銀行で新たな疑惑。マスコミに出回っている都議会議員の「口利
き融資リスト」と政治資金収支報告書を照らし合わせたところ、都議8人(合計9件)
が、口利きをしたとされる企業から政治献金を受け取っていたことがわかった。
8人は、自民5人、公明1人、民主2人。献金の実態は、別表の通りだ。政治資金収
支報告書は、新銀行が開業した2005年以降を対象にした。献金額は3万~100万
円とそれぞれだが、口利きの時期と献金の時期が微妙に一致しているケースが多い。
「この献金はワイロに近いでしょう。確かに議員には銀行融資の権限はありません。政
治資金で、きちんと処理もされている。そのため法的な問題は認定できないとしても、
カネをもらっているのはやはりマズい。口利き以前の献金も含めて返金すべきでした。
新銀行東京は役所が作った銀行ですから、議員の口利きは想定されたし、紹介すること
自体は議員の仕事だとしても、そこは『李下に冠を正さず』。献金が出てくると、見返
り目当てだと思われても仕方がない。新銀行の経営悪化の道義的責任は免れません」
(政治資金に詳しい日大教授の岩井奉信氏)
新銀行は、08年9月中間決算で不良債権比率が17%と全国平均(2.4%)の7
倍だ。その多くが、開業後2年間のズサンな融資の結果である。そして、その片棒を担
いだのが、口利きをした都議たちだ。カネをもらっていて、“ただの紹介”などと逃れ
ることはできない。
(日刊ゲンダイ2008年12月15日掲載)
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