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★“「君が代」強制怖かった” 東京高裁 卒業生らが証言
・卒業式での「君が代」斉唱時の起立命令に従わなかったことを理由に定年後の再雇用を
取り消され、事実上の解雇となった元都立高校教員十人が、その撤回を求めて東京都を
訴えている裁判の控訴審口頭弁論が十六日、東京高裁(宗宮英俊裁判長)でありました。
原告の教え子の都立高校卒業生らが証言に立ち、「日の丸・君が代」強制の実態や解雇された
教師への思いなどを語りました。
原告の男性が三年間担任し、都教委が「日の丸・君が代」強制の通達を出す直前の二〇〇三年
三月に卒業した女性(24)は、「当時の学校は自由で生徒同士がお互いの考えや行動を尊重
しあうことの大切さが学べた」と証言しました。子どものころから祖父母の戦争体験や「日の丸・
君が代」が果たした役割について学び、起立できないと思っていたが、式では「内心の自由が
あるので賛同のかただけ起立ください」との説明があり、当然だと思ったとのべました。
原告について「正面からぶつかりあえる先生だった」とのべ、事実上解雇されたと知ったときは
「ありえないことだ、そんなことが許されるはずがないと思った」と語りました。
一方、〇四年に卒業した女性(23)は、式の前に担任教師から「お願いだから立って歌って
ください」といわれたこと、それがとても言いにくそうで、上から言わされていることがわかり、
怖いと感じたことを証言。それ以前は「君が代」を起立して歌っていたが、「私たちの式なのに、
なぜ歌っているかどうかを監視されなければならないのか」と感じ、起立しなかったと語りました。
解雇された原告について「自分で考える力、相手を思いやることを学んだすばらしい先生。
後輩にも先生の授業を受けてほしかった」と語りました。
東京都高等学校教職員組合の元役員は、〇三年に都教委の方針が急に変わり、強制が
強まり、内心の自由の説明も禁じられた経過を証言。「背景には一部の都議の政治的圧力と
一部教育委員の強硬姿勢があったと思われる」と述べました。
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