08/12/16 12:27:50 0
・沈没寸前の麻生丸から、生き残りをかけて自民党議員が動きはじめた。余裕で勝てるか、
何かしないと確実に負けるか―「強者弱者連合」が、政局をにらんで揺さぶりをかける。
ドアの外まで大声が響いた。
「提言を執行部にのませるのか。のまないなら(野党が出す)内閣不信任案賛成までやるのか」
9日に自民党で開かれた「速やかな政策実現を求める有志議員の会(速やか議連)」で、
その日初参加だった柴山昌彦衆院議員はそう発言した。参加者の反応はなかった。
11月21日に2次補正予算の早期国会提出を内閣に求め、「反麻生勢力」の旗頭と見なされる
ようになった速やか議連。当初24人の会員はこの日、48人にふくれあがっていた(出席は25人)。
この日のテーマは、次の行動や政策提言を何にするか。年金、道路特定財源、議員報酬
―議員たちが自分の関心を披露しあう中、柴山議員の発言は「政局より政策」という会の
建前をKYぎみに崩してみせたわけだ。
中心メンバーは言う。「麻生さんが提案に耳を傾けず、我々を造反扱いして選挙で公認しない
なんてことになると、大変なことになりますよ」
呼びかけ人である塩崎恭久元官房長官は会合後、「(野党の内閣不信任案に賛成するかどうか)
筋論から言うと難しい」とはぐらかしたが、「17人という数字は意識しているのか」と問われると
ニヤッと笑顔を見せた。
48人全員が仮に不信任案に票を投じても可決はされない。ただし、うち17人が造反すれば、
参院で否決された法案を衆院3分の2以上の賛成で再可決できなくすることが可能だ。
麻生政権は国会運営に行き詰まり、解散・総選挙となる。
柴山議員は発言の趣旨を、「不信任の覚悟もないのに、下手な行動はしないほうがいいという
ことです」と説明するが、「塩崎さんが変に反応したから話が大きくなってしまった」(議連参加者)。
(>>2-10につづく)
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