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漢字本“未曾有”の人気 札幌の書店火付け、首相誤読が後押し
「頌春(しょうしゅん)」「独擅場(どくせんじょう)」…読めますか。
漢字の教養本「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(出口宗和著)が札幌市内の書店で注目を集めている。
版元などによると、札幌から人気に火がついた異例の商品。麻生太郎首相の相次ぐ漢字誤読が話題になってから、
全国的に売れ行きに拍車がかかっているという。
同書はB6判五百円。正しく読んでいるつもりが、実は多くの人が間違っていそうな漢字熟語ばかり集めた。
最初のページに熟語が並び、めくると裏に正しい読み方と意味が書いてあるというシンプルな構成だ。
発売は一月。「読み書き系の本は中高年のお客さんに受ける」と、さっぽろ地下街の紀伊国屋書店オーロラタウン店(村田敏行店長)が
目立つ平台に置き、手作りの宣伝ボード(ポップ)を添えて売り込みに力を入れたところ、
多い時は一週間で約七十冊もの独自のベストセラーに。
秋口までに、道内の紀伊国屋の他店舗や同業他社でも積極的に扱われるようになった。
北海道で売れている-と、業界で全国的に注目を浴び始めたのと、麻生首相の誤読報道のタイミングが重なった。
「おかげさまで十一月以後、注文が殺到しています」と版元の二見書房(東京)。今月だけで五万部を見込んでいる。
大手取次のトーハン北海道支店によると、教養本が発売から一年近くたっても売れ続けていること自体、極めて珍しいという。
火付け役の村田店長は「人気ランキング外の本を発掘、育てるのが書店の仕事。今後も独自色を追求したい」と意気込んでいる。
北海道新聞 (12/16 08:39)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
全国的に売れ行き好調の漢字本。中高年客が手に取る姿が目立つ
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