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1年間で4割も安くなった急激なウォン安・円高に、大分県別府市が直撃されている。
日本一の温泉量を誇る別府温泉は、韓国人ツアーのメッカ。街にはハングルの看板が
あふれ、人口12万人の市に年間21万人の韓国人が押し寄せている。ところが、ウォ
ン安が進んだことでツアー客が激減。閑古鳥が鳴いているという。
「韓国からの観光客は、温泉とゴルフをセットで楽しまれる団体客がほとんどです。韓
国では温泉は貴重らしく、ゴルフは日本でプレーしたほうが格安なのです。大型バスで
移動し、免税店やスーパーなどで買い物してくれるので、そりゃ活気づきます。ところ
が、6月頃から目に見えて減ってしまった。9月は25%減です。韓国の旅行会社が、
ツアー自体をキャンセルしてしまうケースもある。毎年、1月がピークなのですが、1
2月になっても予約の入りが悪い。長期化しないか心配です」(別府市)
これまで、雪質が良く、冬はオーストラリア人のスキー客で賑わう北海道のニセコ地
区も、豪ドルが下落したことで、今年の冬はガラガラになる恐れがあるという。世界不
況が思わぬところに打撃を与えている状況だ。日本人客が行けば大歓迎されるのは間違
いない。今が狙い目か―。
(日刊ゲンダイ2008年12月12日掲載)
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