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後援会員が「殺した」と告白 南京占領71周年で野中氏
旧日本軍の中国・南京占領から71年になる13日、市民団体が「南京事件71周年集会」を東京都内で開き、
野中広務元自民党幹事長が講演で、1971年に後援会の人たちと南京を訪れた際、
日本軍兵士だったという1人が「女子供を百数十人も殺した」と告白したエピソードを紹介した。
「子どもと教科書全国ネット21」など主催で、約300人が参加した。
野中氏の講演によると、後援会員は南京を占領した部隊の一員。野中氏らと訪れた城壁の近くで
突然倒れ「体がガタガタ震え、地の底に引き込まれる気持ちになった。やってはならない(ことをした)
中にいた当時を思い起こし、居たたまれなくなった」と説明。
この後援会員は「占領した市内の点検を命じられ大きな土塀の家を調べたところ、中は女子供ばかりだった。
上官に報告すると、『その中に便衣隊(民間人を装った軍の部隊)がいるんだ。皆やっちまえ』と言われ、
目をつぶって、恐らく百数十人を全部殺してしまった」と話したという。
野中氏は「規模は分からないが、異常で非人間的な事態があったことを、その人を通じ知ることができた」
とし「国の将来を思う時、歴史に忠実でなければならない」と訴えた。
【共同通信】
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