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麻生首相は１３日午前、福岡市内のホテルで韓国の李明博(イミョンバク)大統領と会談し、
世界的な金融危機に伴うウォンの急落による韓国の外貨不足に備え、
両国中央銀行間で外貨を融通しあう「外貨スワップ（交換）」の規模を拡大することで合意した。
核開発など北朝鮮問題では、米国を含めた日米韓３か国が結束して対応する方針を確認、
核計画に対する効果的な検証手続きを目指す考えで一致する。
麻生首相は、拉致問題の解決に向けた韓国の協力を引き続き求める。
会談の冒頭、麻生首相は「（日韓が）一層の緊密化を図ることは非常に重要だ。
未来志向の成熟した関係を作りたい」と述べた。
李大統領は「（首相の地元の）福岡で会談が行われることは特別な意味がある」と応じた。
会談では、首脳同士の相互訪問（シャトル外交）の継続や若年層の交流強化で、
「未来志向」の日韓関係を築く方針も確認する予定だ。
若者が働きながら相手国に滞在できる日韓の「ワーキング・ホリデー制度」の拡充についても意見交換する。
両首脳は先月、ペルーのアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）に合わせ、
ブッシュ米大統領も交えた日米韓首脳会談を開いた。
ソース：（2008年12月13日12時47分 読売新聞）
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