08/12/13 00:16:05 O
・24歳の娘の命を奪った男の死刑が確定して、1年9か月が過ぎた。
世間が事件を忘れても、遺族にとって、8年半前のあの日から、時間は止まったままだ。
遺体とともに警察から返されたブルガリの腕時計は、ガラスの部分がすべて溶け落ち、焼け残った
針が死亡推定時刻の午後10時57分を指している。
正恵さんは生きていれば32歳。61歳の父と59歳の母は毎朝、毎晩、仏壇にご飯を供え、
話しかける。「結婚して子供がいたかもしれないね。孫と一緒に旅行もしたかった」
事件のことばかり考えてはいけないと思いつつ、心から笑うことができなくなった。自分たちだけ
楽しんでいいのかという思いが、いつも先に立つ。旅行にも行けない。「犯人を憎むことが生きがいに
なってしまった」と父は言う。
2000年6月11日午後11時すぎ、帰りの遅い正恵さんを心配した父は、勤務先だった宇都宮市の
宝石店「ジュエリーツツミ宇都宮店」へ車を走らせた。近くまで行くと、消防車やパトカーが何台も
見えた。真っ黒になった店から炎が噴き出していた。
司法解剖を終えた正恵さんの遺体は、頭からつま先まで白い布でくるまれ、ビニール袋で
覆われていた。損傷がひどく、歯の治療痕で本人確認したと聞かされた。
就職して約2年。接客が大好きで、「自分が勧めた指輪をお客さんが買ってくれた」とうれしそうに
話してくれた。「絶対にブルガリがいいんだ」と、給料をためて買ったお気に入りの腕時計をして出勤していた。
(>>2-10につづく)
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※画像:真っ黒に焼けた正恵さんの遺品。死亡推定時刻で針が止まったまま
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※元ニューススレ
・【社会】 市民団体「日本人は、死刑囚の実態知らず偏見植え付けられてる」…死刑囚ら「許し請いたい」「冤罪証明を」とアンケートに★9
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