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通り魔事件、最悪 1~11月刑法犯認知 老老介護疲れ…殺人・未遂21人
今年1~11月に全国の警察が認知した刑法犯のうち通り魔による殺人、殺人未遂事件の件数は13件、
死傷者数は死者11人を含む42人で、現在の形で統計を取り始めた平成5年以降、最多となったことが11日、
警察庁のまとめで分かった。また、65歳以上の高齢者による殺人(未遂を含む)が増加。
「介護疲れ・看病疲れ」という動機で妻や夫を殺害するケースが大幅に増えており、介護問題の深刻さをうかがわせている。
警察庁によると、同期間の刑法犯全体の認知件数は前年比4・9%減の167万4773件。
通年でも昨年を下回り、6年連続の減少となる見通し。殺人や強盗、放火など警察庁が「重要犯罪」としている
罪名の認知件数では殺人だけが前年を上回った。
通り魔事件について見ると、今年は3月に茨城県土浦市のJR荒川沖駅で無職の男(24)が通行人を刃物で襲い、1人を殺害、
7人にけがを負わせた事件が発生。東京・秋葉原で6月、派遣社員の男(25)が通行人をトラックではねたり刃物で襲ったりして
7人を殺害、10人に重傷を負わせた事件など一度に複数の被害者が出る事件が相次いだことが死傷者数を押し上げた。
通り魔事件ではこれまで、認知11件、死傷者数32人の平成8年が最多だったが、今年はこれを大きく上回った。
吉村博人警察庁長官は11日の記者会見で、「経済社会状況がよくなく、その影響が通り魔に限らず出てくることは十分予想され、
注意していきたい」と述べた。
一方、刑法犯として逮捕されるなどした高齢者は今年11月までに4万5059人で、昨年を上回るペースで推移。
罪名別では、暴行が1871人(昨年は1703人)で急増。万引も2万4917人と高水準で推移している。
未遂を含む殺人は、158人(同110人)。このうち親族間の殺人が108人(同36人)。被害者が配偶者だったケースは61%を占めた。
犯行動機では「介護・看病疲れ」とした高齢者が21人で、昨年(5人)を大幅に上回った。
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