08/12/12 10:08:56 phqySCd00
テリー 今まで大蔵官僚をやってきて、これはまずかったと、これはさすがに俺もやりすぎだったんじゃないかという、やりすぎの自己批判をしてもらいたいんですが。
大蔵 公とプライベートと、それぞれ一個ずつありましてね。公の部分ではなんといっても国民福祉税でしょうね。
あれは要するに細川さんがまるまるバカ殿だったとうこともあるけれども、大蔵省の斉藤デンスケという当時の事務次官が、細川さんのところに行って
「総理、これでお願いします」と言ったら、細川さんは「ア、わかった」と言ったんだよね。本当に口調はこうだった「ア、わかった」
根拠も何もない。そのときに政治家は本当にバカなやつだと思ったけれども、われわれが反省しているのは、そのバカな政治家に頼りすぎたことです。
テリー あのときは小沢一郎がかなり画策したという話じゃないですか。
大蔵 小沢一郎なんて全然画策してない。あれは全部大蔵省で考えたものです。小沢一郎には国民福祉税なんてまったく念頭になかった。
あのとき小沢の頭にあったのは「とにかく直間比率(直接税と間接税の比率)を下げなきゃいけない。詳しいことは大蔵省でやってくれ」
ということだけだった。小沢はただのパイプ役で、とにかく細川につないでやるよ、と言っただけですから。中身には全然触っていません。
ただわれわれが反省しているというのは、国民福祉税を出したことじゃない。国民福祉税というのは絶対必要だった。
どこの先進国で3パーセントなんて消費税があるんですか。消費税がたったの3パーセントだから、直接税の部分が凄く大きいわけですよ。
税金をガバガバ取られる。それは全部直接税の話でしょう。ところが直接税なんて全部は取れないんです。
農家とか商売人のやってる仕事を全部つかめと言われたって無理です。もし、やるなら国税庁の査察官が300万人くらい必要ですよ。
できるわけがない。