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【アテネ=喜田尚】警官による少年射殺事件に端を発したギリシャの暴動は11日、6日目に入った。
アテネの工芸大学周辺で同日早朝、
暴動発生以来大学を占拠し続ける学生たちが石や火炎瓶を投げて警官隊と衝突。
また学生は市内15カ所以上の警察署を襲撃し、少なくとも1人がけがをした。
アテネ西郊にある同国最大の刑務所前では、投石などの抗議行動に警察が催涙ガスで応じた。
刑務所には、射殺事件を起こした警官と共犯の容疑で拘束されている同僚の2人が
11日中に移送される予定という。
また市内の一部地域では、商店や街頭施設への破壊行為が発生している。
国外でも、トルコのイスタンブールで、
同国の左派グループがギリシャ総領事館に赤いペンキをまいたほか、
モスクワとローマのギリシャ大使館に火炎瓶が投げられた。
スペインとデンマークでも、デモが起き、計43人が逮捕された。
アテネと第2の都市テッサロニキでは、
合わせて100校以上の学校と15の大学が若者グループに占拠されている。
学生たちは12日に大規模デモを呼びかけており、予断を許さない状況になっている。
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