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■仙台市長「明かせぬ」 タクシー券譲渡先で質疑
仙台市議会１２月定例会は１０日、本会議を開いて代表質疑を継続し、
３会派が梅原克彦市長の不適正なタクシーチケット使用問題を問いただした。
議員は「第三者への譲渡分を明らかにすべきだ」「公金支出にあいまいな理由
は通用しない」と詳細な説明を要求。梅原市長は「明らかにできない」と
拒否した。
共産党市議団の嵯峨サダ子議員は「行き先未記入のタクシーチケットに加え、
第三者に渡していないとうそまでついた。信頼は根底から崩れた」と批判し、
「すべて明らかにしなければ市民は納得しない」と強調した。
「梅原市政はずっと情報公開の流れにそむいてきた」と、政治姿勢に
言及したのは社民党市議団の辻隆一議員。「反省を繰り返しているにすぎない。
不適正な使用分を返還したからといって、説明から逃れる免罪符にはならない」
と迫った。
梅原市長は９日に続いて一連の対応を陳謝した。だが、タクシーチケットの
譲渡先については「相手のプライバシーを守る観点から明らかにできない」と
説明を避けた。
行き先を未記入のまま使い続けたタクシーチケットについても「３年間で
約１０００枚あり、記憶をたどって経路のすべてを明らかにするのは難しい」
と弁明した。(>>2以降に続く)
▽河北新報ニュース
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