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12月10日 19時31分
大手デパートの伊勢丹が、「カシミヤ５０％」と表示して販売したストールに、カシミヤがまったく入っていなかったとして、
公正取引委員会は再発防止策を講じるよう命じました。
問題の商品は、伊勢丹が去年１２月ごろから、ことし７月ごろにかけて東京の新宿店で販売していたストールです。
公正取引委員会によりますと、問題のストールは、伊勢丹がインドのメーカーから輸入し、
「カシミヤ５０％」と表示して販売していましたが、実際にはカシミヤは、まったく使われていなかったということです。
伊勢丹は、仕入れの際にカシミヤの割合を表示した書類を確認しただけだったということで、公正取引委員会は、
景品表示法に基づき再発防止策を講じるよう命じました。ストールの価格は、１枚およそ１万６０００円から２万４０００円で、
２２０枚近くを販売したということです。伊勢丹は、すでに回収や返金に応じており、
「お客さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。再発防止に向け確認の徹底に努めます」と話しています。
また「コムサイズム」などの名前で店舗を展開する東京・渋谷区の衣料品メーカー「ファイブ・フォックス」が、
ことし７月ごろから１０月ごろにかけて販売したストールも、「カシミヤ３０％」と表示していたのに、
まったく使われていなかったとして、同様の命令が出されました。「ファイブ・フォックス」は、「命令をしんしに受け止めて、
再発防止を徹底したい」としています。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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