08/12/10 07:01:10 0
>>1の続き
郵政民営化は小泉構造改革の「本丸」と位置付けられている。
有志議員の会も今後、天下り是正などの公務員制度改革や中央省庁の無駄遣いの排除など、
構造改革の柱となる政策に関して提言する方針だ。
両グループが構造改革を掲げるのは、決して偶然ではない。
経済情勢が悪化する中、麻生政権は社会保障費抑制方針の見直しなど、構造改革を修正する
方向に動こうとしている。その政権に距離を置くためには、「構造改革は格好の旗印」というわけだ。
ただ、党内では「支持率の高かった小泉政権の成功体験をもう一度、ということだろうが、
景気悪化の中、歳出削減を重視する小泉改革は色あせている」という声がある。
実際、参加者の思惑は「同床異夢」の面も強い。
郵政民営化の集いは、首相と距離を置く中川秀直・元幹事長が主導したが、
首相に近い安倍元首相や執行部の細田幹事長らも参加しており、「反麻生と親麻生が混在している」
(参加者)状態だ。一方の有志議員の会には首相の政治姿勢や手法に反発する議員が多く、
政界再編や新党結成も視野に入れていると見られる。
首相は9日夜、首相官邸で記者団に、「いろんな意見が出るのはいいことだ。
マイナスの面ばかりではない。『頑張れ』という声もあったりする」と余裕を見せた。
一方、公明党の太田代表は記者会見で、「危機感を本気でとらえているというより、
愚痴に近いと思っている」と、政権の足を引っ張るような動きに不快感をあらわにした。
以上