08/12/09 23:38:05 K0mvKXkF0
>>59
採取方法とその課題
例えば、南海沖海底のメタンハイドレートは潜水士が作業できない深い海底のさらに地下に氷のような
結晶の形で存在する。そのままでは流動性が無いので、石油やガスのように穴を掘っても直接汲み上
げられず、石炭のように掘り出そうとしても、ガスの含有量が少なく費用対効果の点で現実的ではない
。ハイドレートを含む地層を暖めるなどすれば、少しの温度の上昇や圧力の低下でメタンがガスとなって
漏れ出してくるが、上層や周囲の土中がハイドレート生成に適する氷を含む温度や圧力の環境であれ
ば再びメタンガスは水分子のカゴに取り込まれてしまう。メタンがガスとなって結晶から遊離する時は吸熱
反応となる事も、結晶への再捕獲を助ける。これらの事情によって、低コストでかつ大量に採取すること
は技術的に課題が多い。
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