08/12/09 16:17:13 0
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(前略)
「離島回りは手応えがあった。今日、内閣支持率を見てがっかりしたが……」。
8日夕、自民党役員会の前に林幹雄幹事長代理が週末の首相の九州視察を紹介すると、
大島理森国対委員長が「支持率のことは言わんでいい」と口をはさんだ。黙って聞いていた首相は役員会で
「支持率の急落はすべて私の責任だ」と言った。
渡辺喜美元行革担当相ら中堅・若手24人は9日、今後の対応を協議する。ただ、
中心メンバーは「予算編成をした首相が国会審議に応じるのが筋」と漏らす。一部若手が強硬な政権批判と
一線を画した別の議連結成に動くなど、一枚岩ではない。
その一因は、「麻生後」の明確なシナリオが描けない点にある。新たな「選挙の顔」となりうる総裁候補が、
党内に見当たらない厳しい現状がある。
毎日新聞の調査で21%まで15ポイント落ちた内閣支持率に加え、「どちらに勝ってほしいか」も民主46%、
自民29%と差が広がった。次期衆院選で民主党が単独過半数を得れば、政界再編の機運は立ち消えることになり、
中川氏ら再編志向のベテラン議員も戦略の再考を迫られている。
首相が中川氏に会談を打診したのも、こうした党内事情を踏まえてのこととみられる。
中川氏は休眠状態の党国家戦略本部の本部長代行を務めており、同本部の再開を巡り意見交換する見通しだ。
中川氏との連携模索で、首相が党内の批判勢力とのパイプづくりに動き出したとの見方も出ている。
「支持率が下がったといって、顔を代えるわけにはいかない」。公明党幹部は8日、こう語り、加えた。
「自民党にとって麻生さんは(徳川幕府最後の)十五代将軍の徳川慶喜。だから支えていくしかない」
【いまさらジロー】麻生、政敵・中川元幹事長取り込みへ 支持率壊滅受けて会談画策
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