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・無期限休載が明らかになったのは、女性漫画家の武梨えり氏が「月刊ComicREX」に連載中の
「かんなぎ」。美術部員の男子高校生が美少女の精霊像を作ったところ、その像が神様の「ナギ」と
名乗って動き出す、という物語。10月にアニメ化され、原作もブレークした。
公式ファンクラブには約1000人が登録している。
問題のシーンは12月号に掲載。主人公に思わせぶりな態度を示してきた「ナギ」に、実はイケメンの
恋人がいたことが発覚。不純な関係を思わせる描写から「非処女だった!」と騒ぎになった。
怒りが頂点に達したファンの1人は先月、「2ちゃんねる」に、原作コミックス全5巻をビリビリに
破った写真をアップ。さらに今月5日夜、その実物を作者の実家に送りつけた、と書き込んだ。
この行為に反発した別のファンらが、かんなぎ休載に関する投稿を連発するなど注目が集まる中、
きょう9日発売の1月号で突如、無期限休載が発表。発行元は「先生の体調不良」としか明かさず
取材にも一貫して「担当者が出勤していないので分からない」と答えるのみだ。
しかし、オタクの漫画文化に詳しい、フリーライターの篠本634氏は「体調不良とはいえ
無期限休載は異常事態。今回の非処女騒動が引き金になったのは間違いない」とみる。
「『かんなぎ』は“萌え”要素と、キャラの神秘性=処女性のバランスが完璧だっただけに、
裏切られた感が強い。たとえていえば、『ドラえもん』のしずかちゃんや『タッチ』の南ちゃんが、
実は主人公でもない別の彼氏とヤっていたようなもの。一部のファンはその悔しさをどこかに
ぶつけないと気が済まなかったのだろう」(篠本氏)
ネットに詳しいジャーナリストの井上トシユキ氏も「現実の女性関係がうまくつくれない男が
2次元にハマり、『美少女キャラなら安心して疑似恋愛できる』『男とセックスなどするわけがない』と
信じる強固な“処女信仰”が生まれる。他の男に抱かれていることなど想像もできないのだろう」と話す。
同誌では今年1月にも、連載開始直後の新作を何者かがブログで執拗に中傷。その直後、作者が
急逝したため、わずか2回で連載が中止になっている。(抜粋)
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