08/12/08 19:17:36 0
ナイロビ(CNN)
食糧難やコレラのまん延、経済破綻で人道危機が指摘されるジンバブエ情勢をめぐり、ケニアのオディンガ首相は7日、
「ムガベ大統領の殺人政権に終止符を打つため、国際社会が力を貸すべきだ」と述べ、アフリカ連合(AU)や国連の
部隊による武力介入を呼び掛けた。
ムガベ大統領に対して以前から批判的な立場を取ってきた同首相は、「AUや国際社会がこのまま行動を起こさずにいる
ことは、人道犯罪に相当する。ジンバブエの危機はそこまできている」と主張。AUまたは国連の部隊を同国へ派遣し、
コレラや飢えに苦しむ国民を救う必要があるとしたうえで、「ムガベ大統領がこれに協力しない場合は、退陣させるべきだ」
と言明した。
同国では今年8月以来、コレラによる死者が600人近くに上っている。国内の病院は機能を果たしていないとされ、
患者の多くは国外での医療を求めて近隣諸国へ流出。感染の拡大が懸念されている。
ジンバブエの危機をめぐっては先週、ブラウン英首相とライス米国務長官が相次いでムガベ政権による失政を糾弾した。
また、アナン前国連事務総長、カーター元大統領らを含む人道調査団は先月、ジンバブエへの入国を拒否されたため、
同国専門家らとのインタビューに基づく報告書を作成し、「予想を超える惨状だ」と指摘している。
2008.12.08 Web posted at: 16:49 JST Updated - CNN
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