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調査によると、知的な男性ほど、より良質の精子を作り出していることが分かった。
知性と、いわゆる進化論的フィットネス(健康)との間には意外にも密接な関連性があるという。
ロンドンの精神医学研究所の研究者たちは、「知的レベルの高い人ほど、より健康的である」と
いう論争のある仮説について、それがライフスタイルの違いという理由だけでなく、むしろ基底的な
遺伝子レベルで言えることなのかについて検証を試みた。
「私たちは一見、無関係と思われる“知性と精子の質”に着目して、統計的に両者に相関関係が
あるか否かを検証してみました」と、今週金曜日発行の「インテリジェンス」誌に寄稿した論文の
主筆者ロザリンド・アーデンさんは語る。
「その結果、聡明な男性ほど良質な精子を有しているという傾向が見られました。この関係性は、
いわゆる“健康問題の中心バッター”である喫煙や飲酒などの生活習慣を原因とするものではあり
ません」。
この分析結果は、米国の元兵士たち425人に精液のサンプルを提供してもらい、更に知力テスト
の実施とライフスタイルの調査を行ったデータから得られたものだ。
ライフスタイルの違いを考慮した上で、それでも知性と精液の質を規定する3要素(精子の数、
かたち、運動能力)との間には統計的に重要な相関関係があることが分かった。
「プレイトー(=プラトン、古代ギリシャの哲学者)よりプレイドゥー(児童用粘土玩具)を好む男性の
精子が必ず貧弱だと言ってる訳ではありません。私たちが発見したこの関係は、ある一面に過ぎ
ません。しかし、この結果は理論上重要な“フィットネス要素”論を支持するものです」と、アーデン
さん。知力とフィットネス要素を司る遺伝形質が存在するとするものだ。
URLリンク(i.dailymail.co.uk)
英フィナンシャル・タイムズ:
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