08/12/05 17:44:12 3tuf7dXe0
wikipediaより(日経ビジネスの記事もネット上にあったはずだが見当たらなかった)
東北熊襲発言(とうほくくまそはつげん)とは、大阪商工会議所会頭だった佐治敬三(当時サントリー社長)による舌禍事件。
1988年2月28日、TBS「JNN報道特集」で、東京からの首都機能移転問題が扱われた。
この中で、佐治敬三が、大阪への移転を主張するあまり脱線し、
「仙台遷都などアホなことを考えてる人がおるそうやけど、
(中略)東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い」と発言した。
このことは、特に東北地方の視聴者の大きな反感を買った。
この発言により、サントリーは、東北と北海道と九州で同時に反感を買ったが、
特に東北での「反サントリーキャンペーン」は凄まじく、仙台の歓楽街国分町や、
仙台市内の酒屋の店頭から、サントリー製品が完全に撤去された。
この「東北熊襲発言」による影響が現在に至っても続いている例としては、
仙台市の野球場・宮城球場(楽天イーグルスの本拠地)におけるビール大手四社での
スポンサー枠争奪戦で、当初サントリーは「スポンサーに参画することが、
そうした過去のイメージを払拭するチャンスになり得るとの見方に立てば、
我先に動いたのもうなずける。」(『日経ビジネス』2005年1月31日)と
いわれるほど積極的に動いたとされることが挙げられる。
しかし、この件では「サントリーは、球場での売り上げや広告効果がコストに
見合わないとの判断から、結局、エントリーを断念。」(『日経ビジネス』 2005年1月31日)
という結果となり、楽天の球場内ではビール大手三社が販売に名乗りを上げる中、
サントリーのビールは販売されないこととなった。
このことは、佐治社長(当時)自らサントリーが営業的にも弱い地域へ更に追い討ちを
かけた形となった発言が、長年に渡って深い禍根を残していることがうかがえる。